留学同情勢ニュース

留学同が朝鮮半島情勢や在日同胞に関する記事を配信するブログです。

【公開講座のご案内】6.15連続講座-第5回 特別企画<プレゼンと討論会>

留学同東京・西東京が6月から行ってきた「6.15連続講座」も、次回が最後となります。

最後は、特別企画として、在日朝鮮人青年学生たちによるプレゼンテーションと、討論会を行います。
みなさま、ぜひご参加ください!
(青年学生に限らず、どなたでもご参加いただけます。)

【公開講座のご案内】6.15連続講座-第5回 特別企画「新たな統一時代を目指して」
<在日朝鮮人青年学生によるプレゼンテーションと討論会>


◆日時:10月2日(日) 14時~17時

◆場所:三鷹産業プラザ 701会議室
  ※住所:東京都三鷹市下連雀3-38-4
  ※アクセス:JR三鷹駅より徒歩7分)

◆参加費:500円

※青年学生に限らず、どなたでもご参加いただけます。

<内容>

①学生プレゼンテーション
・在日朝鮮人1世、2世のライフヒストリー調査報告
・「在日朝鮮人青年学生の生活と朝鮮の統一問題に関する意識調査」結果報告

②青年学生生討論「在日朝鮮人青年学生の生活から考える分断と統一」
留学同学生、朝鮮大学校学生による討論会です。

③参加型企画:統一旗作り

④「留学同東京・西東京のこれからの統一運動について」報告

◆主催:留学同東京、留学同西東京
TEL:03-6272-6607
mail:rht@ryuhaktong.org

統一講座ビラ第5回

統一講座ビラ①小

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【イベント紹介】★10.4 宣言発表9周年記念在日同胞青年学生統一文化コンサート「統一の世は、歌につれ」★(2016.10.10)

★10.4선언발표9주년기념 재일동포청년학생통일문화공연
〈통일은 노래와 더불어〉
★10.4 宣言発表9周年記念在日同胞青年学生統一文化コンサート
「統一の世は、歌につれ


~歌とともに歩んできた統一運動の歴史を振り返る!~
 離散家族や民接対立、在日同胞の民族権利に対する蹂躙など 、あらゆる不幸の元凶である祖国分断。
 外勢によって強要された分断に立ち向かう青年学生たちの闘争には、いつもひとつ の祖国を願う歌がありました。
 祖国の自主統一のために歌われ、時には「政府」により禁止されながらもいつも闘争を鼓舞してきた歌などを通じて、祖国統一の為に青春を捧げてきた先代たちの想いが蘇ります。

~先代たちの想いを紡ぎともに統一の歌を歌おう!~
 私たちが生まれたとき、すでに祖国は分断されていました。それでも私たちの心の奥底には、祖国統一への強い願いと使命感が秘められています。
 青年学生運動の中で生まれた新旧の歌たちが織り成す舞台は時代を超えて、祖国統一を願う先代たちの想いを紡ぎ、新しい未来を切り開く今日の青年学生たちの決意を描きます。
今こそ南、北、海外同胞青年学生が自主と団結の力で祖国統一を目指しひとつになり、青年学生大会合を実現させ、統一運動の新たなステージへと踏み出しましょう!

● 日 時:2016 年 10月 10日(月)18: 00 開場/18:30 開演

● 場 所:日本教育会館 一ツ橋ホール
 ※交通機関;東京メトロ半蔵門線/都営新宿線/都営三田線・神保町駅

● 入場料:1,000円(※高校生以下入場無料)

【主催・お問合せ】
主催:6.15青年学生協議会
TEL:03-6272-6607
E-mail:615tongil104@gmail.com

*6.15青年学生協議会とは*
 私たち「6.15青年学生協議会」 は「離別」と「分断」が促進されつつある祖国の現状を打開すべく 、6.15、10.4の旗を掲げ、朝青、韓青、留学同、学生協、在日朝鮮学生委員会、青商会の在日朝鮮青年学生6団体が力を合わせ、南、北、海外の青年学生統一運動の発展に寄与するため、2014年10月に結成しました。 正式名称は「6.15共同宣言実践日本地域委員会 青年学生協議会」です。
 今年4月28 日に行った「自主統一の新時代を切り開く青年学生の集い」以降、学習や運動、団体の枠を超えた様々な交流を一段と強化し、6.15 宣言発表 16 周年記念行事や、東海地方協議会の結成、祖国半島の平和と安定を求める活動など、統一運動を力強く展開しています。

統一行事ビラ(表面)小
統一行事ビラ(裏面)小

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核兵器と国際秩序-朝鮮の5度目の核実験に思う

 「核兵器は絶対悪である。
 『いい核兵器』と『悪い核兵器』なぞ、あろうはずがない。」

 私は、今年1月の朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)による水爆実験直後、広島の原爆資料館(広島平和記念資料館)を訪れた。
 
 もう5度目の原爆資料館ではあったが、そこに展示されている写真や数々の遺品、映像を見ながら、改めてその悲惨さに胸が痛くなった。
 いや、写真や遺品でそう思うのだから、1945年8月6日当日は、その数千倍、数万倍などといった数字では到底表せない惨状が広島の地で繰り広げられたのである。

 だから、一番上に書いたことを改めて再確認した。

 世界から核兵器は一切なくなるべきである。
 ましてや、私のルーツの朝鮮半島に核兵器が存在するということは、本当に悲しくなる現実である。

広島原爆資料館

原爆ドーム

広島平和記念公園

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 しかし、しかしである。

 今回の朝鮮による核実験以降の、「北朝鮮は国際世界の脅威」といった論調、「類例のない経済制裁」を通り越して、軍事制裁、体制崩壊までちらつかせて朝鮮に圧迫を加えるべきだという声には、相当の違和感がある。
 違和感を通り越して、怒りを禁じ得ない。

 核廃絶を唱えるなら、すべての核兵器廃絶を訴えるべきである。
 こういう時こそ、すべての核兵器保有国が批判されてしかるべきである。

 国連安保理ではまたしても制裁決議をしようという動きがあるが、そこの常任理事国である米・英・仏・露・中はすべて核兵器保有国である。
 しかも、その保有数はその他の核保有国の数を圧倒するものである。
 その上、インドやパキスタン、イスラエルの核保有は事実上黙認されている。

 また、今回も制裁決議の先頭に立っている日本、韓国は、米国の「核の傘」にしっかりと守られている。

 ※参考記事
  [朝日新聞]「核の傘、確実な保障を」韓国政府、米国に要請
   http://www.asahi.com/articles/ASJ9G5JR2J9GUHBI024.html

 こんなわかりやすい不合理、二重基準(ダブルスタンダード)があるだろうか?

 「俺は持つが、お前は持つな」なんてのが通用しないのは、小学生でもわかる話である。

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 特に米国である。

 米国はこれまで1,000回以上も核実験を行っており、朝鮮が2006年10月に初めて核実験を実施した以降だけで数えても、「新型核実験」を10回以上行っているのである(最近では2014年)。
 オバマ大統領は口先では「核兵器なき世界」を目指すなどと言ってその口先だけで見事ノーベル平和賞を受賞したが、彼は実際には核廃絶のために何もしなかったどころか正反対のことをしているのである。(オバマ政権下で核兵器削減ペースは歴代政権の中で最低水準であり、核兵器更新に今後30年間で1兆ドルを投入する計画を承認している。)

 ※参考記事
  [留学同情勢ニュース]オバマ大統領による広島訪問について-その偽善と欺瞞
   http://rhtjnews.blog.fc2.com/blog-entry-39.html

 また米国は、ありもしない大量破壊兵器を口実にイラクでの戦争を起こし、アフガニスタンで戦争を起こし、リビア、シリア、パキスタン、イエメン、ソマリアでも軍事行動を起こしたのである。いや、今も起こしているのである。
 「親分・米国」の言うことを聞かない国には、軍事をもって崩壊させることも辞さないのが過去の、現在の米国だ。
 (それらの国は米国の軍事行動の結果、その地住む人々にとって良い国、良い社会になったのだろうか?むしろ大混乱を起こしているのが現実ではないのか?)

イラク戦争①

イラク戦争②

 そして、同じく言うことを聞かない朝鮮に対しても徹底的に敵視し、あらゆる制裁をかけてきた。

 経済制裁だけではない、例えば1994年には軍事攻撃まで検討したのである。
 結局しなかったのは良心に照らせ合わせて自重したのではない、攻撃すると自分たちにも相当の被害が及ぶからしなかっただけである。

 いや、その時だけではない。
 これまで年に何度も、そして今現在も、朝鮮の目の前で軍事演習を行っており、近年は「平壌占領」や「(最高指導者の)斬首作戦」の訓練をしていると公言しているのである。
(世界一の軍事強国がしかも目の前でこんな軍事演習をして恐怖を感じない国があるなら、是非教えて欲しい。)

 今でも朝鮮に力がないと判断したら軍事攻撃をするのではないか?
そう朝鮮政府が思っても、不思議ではない。

 だから、朝鮮政府は核保有までも決断し、実行に移したのであろう。

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 米国をはじめとした国連安保理、そこに同調する国々の主張は「核は持つべきではない」ということではないだろう。
 「今の(国連安保理常任理事国を中心とする)大国による世界秩序の挑戦は許さない」、つまり「大国に従え」ということであろう。
 そうとしか思えない。

 今年の4月に朝鮮中央通信に「불공정한 세계정치질서를 변혁하기 위한 정의의 불길을 지펴올리자(不公正な世界政治秩序を変革するための正義の火を灯していこう)」という論評が掲載されたが、そこに書いてある次のような文章に、上記の国々に住んでいる人々は反論できるだろうか?

 (少し長いが、以下に一部を引用する。)

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(以下、引用)

 우리는 세계의 정의와 량심앞에 묻는다.
 그래 우리의 자주권과 생존권을 강탈하려고 세기와 년대를 넘어 감행하는 미국의 횡포는 《정의》이고 이에 맞서 자기의 사상과 제도,존엄을 지키려는 우리 인민의 노력은 《도발》로 된단 말인가.
  미국이 우리를 겨누고 감행하는 미싸일발사는 《평화》와 《안전》을 위한 《정당한》 행동이고 그에 대비한 우리 군대와 인민의 자위적인 로케트발사는 지역의 평화와 안전에 대한 《도전》인가.
 살인적인 핵무기를 처음으로 만들어내고 인류를 대상으로 그것을 서슴없이 사용하였으며 그에 대한 끊임없는 갱신과 막대한 수량의 보유로 세계를 안정과 평화를 모르는 공포의 전장으로 전락시킨 원흉,수많은 약소민족들과 무고한 인민들을 참혹한 죽음에로 몰아간 장본인은 도대체 누구란 말인가.
 적대세력들이 그토록 문제시하는 우리의 핵보유에 대해 말한다면 그것은 수십년동안 우리를 핵으로 위협하고 공갈하며 온갖 제재와 압박을 가해온 미국의 침략에 맞서 우리의 자주권과 존엄,생존권을 지키기 위한 정정당당한 자위적선택이다.
(我々は世界の正義と良心の前に問いたい。
 我々の自主権と生存権を強奪しようと世紀と年代を超えて強行される米国の横暴は「正義」であり、これに抗って自身の思想と制度、尊厳を守ろうという我が人民の努力は「挑発」になるというのか。
 米国が我々を狙って強行されるミサイル発射は「平和」と「安全」のための「正当な」行動であり、それに対するわが軍と人民の自衛的なロケット発射は地域の平和と安全に対する「挑戦」になるのか。
 殺人的な核兵器を初めて製造し、人類を対象にそれをためらうことなく使用し、その絶え間ない更新と莫大な量の保有で世界を安全と平和を知らない恐怖の戦場に転落させた元凶、数多くの弱小民族と無垢な民衆を残酷な死へと追いやった張本人は、一体誰だというのか。
 敵対勢力がそれほど問題視する我々の核保有について言うなら、それは数十年間我々を核で脅し恐喝し、あらゆる制裁と圧迫を加えてきた米国の侵略に抗って、我々の自主権と尊厳、生存権を守るための正々堂々とした自衛的選択である。)

・・・

 미국과 그 추종세력들이 우리의 주체위성발사를 《탄도미싸일발사시험》이니,《유엔결의위반》이니 하고 걸고드는것은 더욱더 어불성설이다.
우리의 운반로케트를 그처럼 악착하게 문제시하는데 과연 미국은 위성을 운반로케트로 쏘아올리지 않고 입김으로 불어올렸는가 아니면 손으로 던졌는가.
분명히 미국은 물론 수많은 나라들의 위성도 운반로케트에 실려 우주로 날아가는데 유독 우리의 운반로케트만이 세계평화와 안전에 위협을 준다는것은 생억지이고 강도적궤변이 아닐수 없다.
(米国とその追従勢力が我々の主体的衛星発射を「弾道ミサイル発射実験」だの「国連決議違反」だのと難癖をつけるのは、より一層道理に合わない。
 我々の運搬ロケットをあれほど悪辣に問題視するのだが、果たして米国は衛星を運搬ロケットで打ち上げずに口から息で吹き上げたのか、もしくは手で放り投げたのか。
 明らかに米国はもちろん数多くの国々の衛星も運搬ロケットで宇宙に打ち上げたのに、唯一我々の運搬ロケットだけが世界平和と安全に脅威を与えるというのは無理な言いがかりであり、強盗的な詭弁以外の何物でもない。

・・・

 목소리가 크다고 정의로운것이 아니다.
 미국이 《아》하면 대소국모두가 《아》하고 따라하니 비록 울림은 클수 있겠지만 그것이 인류의 정의와 진리를 대변하는것으로는 결코 될수 없다.
(声が大きいからと正義なのではない。
 米国が「あ」と言えば大小国すべてが「あ」と付き従うから声は大きくなるだろうが、それは人類の正義と心理を代弁するものには決してなり得ない。)

(引用、ここまで)

 ※当該記事は、以下より参照されたい
  [留学同情勢ニュース]朝鮮民主主義人民共和国の声―「不公正な現世界政治秩序は変革されるべき」
   http://rhtjnews.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

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 改めて核兵器は絶対悪であり、廃絶されるべきである。

 ただ、ここで確認したいのは、朝鮮の核兵器保有が「悪」なら、米国を初めとする「大国」の核兵器保有も「悪」なのである。
 いや、歴史を見ても現状を見ても、朝鮮の核兵器保有が10の力で批判されるなら、米国の核兵器保有は1,000、10,000の力で批判されてしかるべきだと思う。

 私は朝鮮人の一人として、東アジアに住む一人として、世界はもちろんこの地域から核兵器が一刻も早く無くなることを願ってやまない。

 ではどうすればいいのか?

 「俺は持つがお前は持つな」などと言って一方が核兵器を無くすなんてするわけがない。
 そしてその論理で力の強き者が弱き者をこれでもなく圧迫して無くさせようとするなんて、正義でも何でもない。

 そもそも朝鮮と米国で言うと、その力量差は圧倒的である。
 「いい核」と「悪い核」がない以上、お互いが同時に無くすことが大事であり、力関係が圧倒的に違う以上、力の大きい方から態度で示すべきである。
 つまり同時行動の原則であり、それを力の大きい方から示す必要がある。

 そして相互尊重の原則に経つべきである。
お互い歴史も政治体制も違うのだから、もちろん理解出来ないことや疑問に思うこともあるだろう。
しかし、まずはお互いを認めることからスタートしないと、始まらないと思う。
(相互尊重は朝鮮半島で言うと南が北を、北が南をの両方であることは言うまでもない。)

 朝鮮半島について具体的に言うと、60年以上続く朝鮮戦争の停戦体制が朝鮮半島情勢を不安定にしている根本要因なのだから、米国は朝鮮の体制を認め、停戦協定を平和協定に転換することが唯一の解決策であろう。
 そしてそのためには交渉と対話しかない。

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 「『大国』(≒欧米諸国を中心とした旧植民地宗主国)を中心とした不公正な世界秩序」が世界のあらゆる動乱の根本原因であると思う。
 それは、朝鮮半島においても言えることである。

 あらゆる国、民族、人々の尊厳が認められる世界を作るべきである。(賢)

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「共和国外務省の代弁人 国連安保理の公報文を全面排撃」(2016年9月7日)

 昨日の記事に続き、こちらも5度目の核実験前になるが、朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンが「国連安保理がわれわれの正常な弾道ロケット発射訓練を問題視したことに関連して7日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた」とのことである。

 そこでスポークスマンは、
 「国連安保理が朝鮮半島に戦略資産をはじめとする膨大な核戦争手段を投入して侵略的な核戦争演習を含む白昼強盗さながらの行為を何でも働いている米国には一言も言えず、それに対応したわれわれの正当な自衛的措置について問題視するのは言語道断である。
国連安保理が朝鮮半島の平和と安全を破壊する主犯である米国の側に立って、われわれの合法的な自衛的措置に引き続き言い掛かりをつけるほど、国際社会の前で何の役にもたたない不公正な実体としての自分の正体だけをいっそうさらけ出すことになるであろう。」

 と指摘している。

 いろいろな意見、主義主張はあるだろうが、まずは相互の主張に耳を傾けるというのは重要だと思う。
 朝鮮民主主義人民共和国の主張はほとんど振り返られることがないが、まずはしっかりその主張を知るべきだと思う。
(その上での意見はもちろんいろいろあるだろうが。)

 以下、記事の全文を掲載する。

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조선외무성 대변인 유엔안전보장리사회 공보문을 전면배격

(평양 9월 7일발 조선중앙통신)
 조선민주주의인민공화국 외무성 대변인은 유엔안전보장리사회가 우리의 정상적인 탄도로케트발사훈련을 문제시한것과 관련하여 7일 조선중앙통신사 기자가 제기한 질문에 다음과 같이 대답하였다.
  6일 미국과 그 추종세력들이 유엔안전보장리사회에서 우리의 자위적핵억제력강화조치를 또다시 고리타분하게 걸고드는 공보문을 조작해내였다.
 이것은 우리의 존엄과 생존권,자주권과 자위권에 대한 용납 못할 침해행위로서 우리는 이를 전면배격한다.
 우리 군대의 이번 탄도로케트발사훈련은 언제나와 마찬가지로 주변국가들과 국제수역의 안전에 그 어떤 부정적영향도 주지 않고 성과적으로 진행되였다.
 유엔안전보장리사회가 조선반도에 전략자산들을 비롯한 방대한 핵전쟁수단들을 끌어들여 침략적인 핵전쟁연습을 포함한 날강도짓을 다 하고있는 미국에는 말 한마디 못하면서 그에 대응한 우리의 정당한 자위적조치에 대해 문제시하는것은 언어도단이다.
 유엔안전보장리사회가 조선반도의 평화와 안전을 파괴하는 주범인 미국의 편에 서서 우리의 합법적인 자위적조치들을 계속 걸고들수록 국제사회앞에 아무 쓸모없는 불공정한 실체로서의 자기 정체만 더욱 드러내게 될것이다.
 우리는 주체조선의 첫 수소탄의 뢰성으로 장엄한 서막을 열어제낀 력사적인 올해에 다계단으로 일어나는 우리의 핵무력강화의 기적적인 성과들을 계속 확대해나갈것이다.(끝)

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共和国外務省の代弁人 国連安保理の公報文を全面排撃


  【平壌9月7日発朝鮮中央通信】共和国外務省のスポークスマンは、国連安保理がわれわれの正常な弾道ロケット発射訓練を問題視したことに関連して7日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
 6日、米国とその追随勢力が国連安保理でわれわれの自衛的核抑止力強化措置にまたもや、陳腐な言い掛かりをつける公報文をつくり上げた。
 これは、われわれの尊厳と生存権、自主権と自衛権に対する許せない侵害行為として、われわれはこれを全面排撃する。
 わが軍隊の今回の弾道ロケット発射訓練は、いつものように周辺国と国際水域の安全にいかなる否定的影響も与えず、成功裏に行われた。
  国連安保理が朝鮮半島に戦略資産をはじめとする膨大な核戦争手段を投入して侵略的な核戦争演習を含む白昼強盗さながらの行為を何でも働いている米国には一言も言えず、それに対応したわれわれの正当な自衛的措置について問題視するのは言語道断である。
  国連安保理が朝鮮半島の平和と安全を破壊する主犯である米国の側に立って、われわれの合法的な自衛的措置に引き続き言い掛かりをつけるほど、国際社会の前で何の役にもたたない不公正な実体としての自分の正体だけをいっそうさらけ出すことになるであろう。
  われわれは、チュチェ朝鮮の初の水爆の雷鳴で荘厳な序幕を開け放した歴史的な今年、多段に起きるわれわれの核戦力強化の奇跡的な成果を引き続き拡大していくであろう。---

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朝鮮外務省スポークスマン声明(2016年8月28日)

 少し前になるが、8月28日に朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンが、国連安保理がSLBM試験発射をはじめとする朝鮮の自衛的措置に対して広報文を発表したことに関連し、声明を発表した。

 声明は、 「国連安全保障理事会が朝鮮半島と地域の平和と安定に深刻な脅威を醸成している、侵略的な米国-南朝鮮合同軍事演習を問題視した我々の提訴に対しては無視しながら、米国の指揮棒に乗せられ、我々の自衛的な抑止力強化に言いがかりをつけることは、国際機構としての公正性を完全に喪失し、朝米間の先鋭な対決において、米国に便乗した不法無道な処置であると言わざるを得ない」と指摘している。

 5度目の核実験前の声明ではあるが、今日の情勢を見るうえで非常に重要な内容と思うので、その全文(本文と日本語訳)を下記に掲載する。

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 미국과 그 추종세력들이 유엔안전보장리사회에서 전략잠수함 탄도탄수중시험발사를 비롯한 우리의 자위적핵억제력강화조치들을 걸고드는 공보문을 발표하는 엄중한 적대행위를 또다시 감행하였다.

 미국의 주도하에 조작발표된 유엔안전보장리사회 공보문이라는것은 미국의 극악무도한 핵전쟁위협을 정의의 핵보검으로 근원적으로 종식시키려는 우리의 정정당당한 자위권행사를 문제시하고 가로막아보려는 미국과 적대세력들의 날강도적행위의 산물로서 우리는 이를 단호히 전면배격한다.

 미국이 유엔안전보장리사회를 도용하여 벌려놓은 이번 공보문채택놀음은 우리 공화국의 자주권과 존엄에 대한 란폭한 침해이며 조선반도의 평화와 안정을 해치는 무분별한 도발로 된다.

 미국은 사상최대규모의 핵전략자산들과 방대한 무력을 조선반도에 끌어들여 침략적인 합동군사연습들을 벌려놓다 못해 우리의 최고존엄을 감히 걸고드는것과 같은 무엄한 망동으로 이미 우리에게 선전포고를 한 상태이다.

 미국은 또한 우리의 사상과 제도를 눈에 든 가시처럼 여기면서 온갖 구실을 다 내들며 우리 공화국을 반대하는 비렬한 인권모략소동과 제재압박책동에 광분하고있다.

 유엔안전보장리사회가 조선반도와 지역의 평화와 안정에 심각한 위협을 조성하고있는 침략적인 미국-남조선합동군사연습을 문제시한 우리의 제소는 극구 외면하면서 미국의 지휘봉에 놀아나 우리의 자위적억제력강화를 걸고든것은 국제기구로서의 공정성을 완전히 상실하고 조미사이의 첨예한 대결에서 미국에 편승한 불법무도한 처사가 아닐수 없다.

 미국과 그 추종세력들이 우리의 자위적대응조치들을 유엔안전보장리사회 《결의》위반이요 뭐요 하고 걸고들고있지만 그 《결의》가 과연 유엔헌장에 부합되는 합법적인 문서인가에 대해서는 유엔사무국도 답변을 못하고있다.

 우리는 미국의 전대미문의 대조선적대시정책과 핵위협에 맞서 일단 기회만 조성되면 미국본토와 태평양작전지대안의 침략무력을 일거에 재가루로 만들어버릴수 있는 실질적수단들을 다 갖추었다.

 우리는 이미 미국이 우리의 전략잠수함 탄도탄수중시험발사를 걸고드는것과 같은 경거망동은 자멸의 길을 재촉할뿐이며 분노에 찬 우리의 섬멸적인 타격을 피할수 있는 최상의 방도는 우리의 존엄과 안전을 건드리지 않고 자중, 자숙하는것이라는데 대해 경고하였다.

 미국이 우리의 엄숙한 경고를 무시하고 우리 공화국의 존엄과 생존권을 위협한 이상 우리는 당당한 군사대국으로서 보여줄수 있는 모든 사변적인 행동조치들을 다계단으로 계속 보여줄것이다.

 이로 하여 발생하는 모든 후과에 대하여서는 전적으로 미국과 그에 추종한 세력들이 책임지게 될것이다.

 폭제의 핵에는 정의의 핵으로, 침략전쟁에는 정의의 조국통일대전으로 대응하려는 우리 군대와 인민의 의지를 그 누구도 절대로 꺾을수 없다.

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 米国とその追随勢力が国連安全保障理事会で、戦略潜水艦弾道ミサイル水中試験発射をはじめとする、我々の自衛的核抑止力強化措置に対して言いがかりをつける広報文を発表するという、厳重な敵対行為をまたもや行った。

 米国の主導の下に操作発表された、国連安全保障理事会の広報文というものは、米国の極悪無道な核戦争の脅威を正義の核の宝剣で根源的に終息させるという、我々の正々堂々たる自衛権の行使を問題視し妨げようという、敵対勢力の強盗さながらの産物であり、我々はこれを断固排撃する。

 米国が国連安全保障理事会を登用して繰り広げた今回の広報文採択は、わが共和国の自主権と尊厳に対する乱暴な侵害であり、朝鮮半島の平和と安定を害する無分別な挑発になる。

 米国は史上最大規模の核戦略資産と膨大な武力を朝鮮半島に引き寄せ、侵略的な合同軍事演習を繰り広げるばかりでなく、我々の最高尊厳に言いがかりをつけるという無礼な妄動によって、すでに我々に宣戦布告している状態である。

 米国はまたもや我々の思想と制度を目の上のたん瘤のように扱い、あらゆる口実でわが共和国を反対する、卑劣な人権謀略騒動と制裁圧迫策動に狂っている。

 国連安全保障理事会が朝鮮半島と地域の平和と安定に深刻な脅威を醸成している、侵略的な米国-南朝鮮合同軍事演習を問題視した我々の提訴に対しては無視しながら、米国の指揮棒に乗せられ、我々の自衛的な抑止力強化に言いがかりをつけることは、国際機構としての公正性を完全に喪失し、朝米間の先鋭な対決において、米国に便乗した不法無道な処置であると言わざるを得ない。

 米国とその追随勢力が我々の自衛的対応措置を、国連安全保障理事会「決議」違反だと言いがかりを付けているが、その「決議」がはたして国連憲章に符合する合法的な文書なのかということについては、国連事務局も答弁できていない。

 我々は米国の前代未聞の対朝鮮敵視政策と核による脅威に立ち向かい、いったん機会だけ醸成されれば、米国本土と太平洋作戦地域の侵略武力を、一挙に灰にすることができる実質的手段をすべて備えた。

 我々はすでに、米国が我々の戦略潜水艦弾道ミサイル水中試験発射に言いがかりを付けるような軽挙妄動は自滅の道を催促するだけであり、怒りに満ちた我々のせん滅的な打撃を避ける唯一の方法は、我々の尊厳と安全に手を出すのではなく、自重、自粛することだという事を警告した。

 米国が我々の厳粛な警告を無視し、わが共和国の尊厳と生存権を脅かす以上、我々は堂々たる軍事大国として、見せることができる全ての事変的な行動措置を、多段階に引き続き見せるだろう。

 これによって発生する、すべての結果については全的に米国とそれに追従した勢力が責任をとることになるだろう。

 暴政の核には正義の核で、侵略戦争には正義の祖国統一大戦で対応するという、わが軍と人民の意思を誰にもくじくことはできない。

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THAADミサイルの在韓米軍配備について

 米韓両国は7月8日、THAAD(終末高高度防衛)ミサイルの在韓米軍への配備を最終決定したと発表し、13日には配備地が、慶尚北道星州郡だと発表された。
 事前説明も無い突然の発表に、星州郡民たちが抗議の声をあげているのはもちろん、配備そのものに対し多くの反対、抗議の声が南朝鮮中で上がっている。

※参考記事
 [ハンギョレ新聞]外交部長官の反対押し切り「THAAD配備決定」強行
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24623.html
 [ハンギョレ新聞]THAADに憤慨する星州郡民、21日にソウルで大規模な抗議集会
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24657.html
 [ハンギョレ新聞]ソウルに集結した星州郡民「THAADはモンスター!」
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24710.html

抗議運動

 配備地と発表された慶尚北道星州郡は、人口4万4500人の小さな町である。
 うち約3500人がセヌリ党の党員であると言われ、南朝鮮においてはセヌリ党の票田として知られる郡であるが、今回の政府の一方的な決定に対し、郡民をはじめとして郡丁に務める公務員までもが不安を募らせ、セヌリ党を離党する者が相次いでいる。

※参考記事
 [ハンギョレ新聞]THAAD配備に星州郡公務員も反発 セヌリ党票田で離党ドミノ
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24711.html

 THAADは、「終末高高度防衛ミサイル」と呼ばれ、PAC-3などと比べ射程距離が長く、より高い場所で、敵弾道ミサイルを迎撃するというものだ。さらに、搭載されているXバンドレーダーからは強い電磁波が発せられ、電磁波による健康被害や作物などの風評被害が心配されている。これまで、THAADが配備されたグアム、Xバンドレーダーのみが配備されている青森、京都でさえ、レーダーの向く方向には海が広がっているのに対し、今回の星州への配備は、村からわずか500mの山の上であり、目の前に広がるのは人々が住む村である。

 ※参考記事
 [ハンギョレ新聞][ルポ]村の500メートル先にTHAADを配備するなんて…
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24633.html

THAAD.jpg


 このような状況にありながら、世論調査では、今回のTHAAD配備に対して、賛成派が50%、反対派が32%と、賛成が上回る厳しい現実だ。

 配備決定に至る理由として「北朝鮮の核兵器や弾道ミサイルの脅威に対処するためであり、第三国に向けたものではない」というのが米韓の主張であるが、これに対して中国とロシアが、THAADの射程圏内に位置しているなどとして反対の声を挙げている。
 一方、日本はこの計画に対して、地域に平和と安定をもたらすとして賛成しており、日米韓は「北朝鮮の脅威」という言葉を盾に、軍事力の拡大を正当化している。

配備の本当の目的は何なのだろうか?

 これまで、グアム米軍基地に配備されたTHAAD、そしてXバンドレーダーが配備されている青森県津軽市の陸上自衛隊の駐屯地と京都府京丹後市の経ヶ岬基地、そして今回の韓国の星州に配備することによって、この4点が連動することが可能になる。

 東アジアにおいて、米国の影響が弱まり、中国経済が発展している今、この配備によって軍事力を上げることが、アメリカにとって好都合であることは一目瞭然だ。つまり、今回の配備決定はアメリカの思うツボであるということだ。

いったい「平和」とは何か?

 朝鮮半島の平和を脅かしているのは、他でもなくアメリカと韓国政府、そしてそれを支持する日本政府である。一日も早く、朝鮮半島から米軍は撤退し、軍事演習は中止するべきだ。

 今回のTHAAD配備問題、連日抗議デモを行なう郡民の姿は、沖縄・高江においての闘争と重なる。沖縄の米軍基地問題も、安保法制の通過も、現在行われている選挙の目的も、さまざまな問題が、全て切り離して考えることのできない問題であるということを認識しなくてはならない。(誠)

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「朝鮮籍」者排斥の流れの中で-「再入国許可」をめぐる露骨な差別措置

 在日朝鮮人、とりわけ「朝鮮籍」者への露骨な差別をご存じだろうか?

 日本はいわゆる「対北制裁措置」を発表した2月以降、「朝鮮籍」者(※)が空港の出国ゲートを通過するとき「北朝鮮に行きますか」と入管職員に聞かれ違うと答えた者や、再入国許可を申請する者に対し「私は北朝鮮には渡航しません」と書いた「誓約書」に署名をさせるというとんでもない措置を取っていた。

誓約書

 写真にあるように「仮に北朝鮮に渡航したことが確認された場合には再上陸が認められないことを承知した上で出国します」と書いており、この「誓約書」にサインすれば今後一切朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)に渡れなくなるという意味に取れるだけでなく、生活の基盤がある日本に再入国できなくするという脅しともとれる措置である。(法的には第三国にいる時に再入国を取り消すというのは無理だという解釈が「常識」ではあるのだが。)

  「制裁」の一環として一在日朝鮮人に対し、渡航の自由を制限する暴力的なこの措置は多くの批判を受け、何度か表現を変えられた。3月に入った頃からは「核・ミサイル技術者が北朝鮮に渡航したことが確認された場合には、再入国の取消しなどの処分を行う場合があります」という表現に変え、さらに4月中旬からは「今回の出国後、日本へ再入国するまでの間」という文言が加えられた。

 一方、朝鮮民主主義人民共和国に渡航すると表明、明記した者に対しては原子力分野またはミサイル分野の技術者かと問う「質問票」への回答、署名が求められていた。

 法務省が5月末頃に「誓約書を求めないでいい」という主旨の指示を出し、上記のような「誓約書」への署名は現在終了しているようだが、「質問票」への署名は今も残っている。

 また、今回留学同の祖国訪問団に行く学生が再入国許可を申請した際にその許可期間における差別的な措置が明らかになった。2012年7月の入管法改定以降、特別永住者の再入国許可の期間はシングル(期間中一度のみ日本へ再入国できる)、マルチ(期間中何度も日本へ再入国できる)共に6年であったが、2月の「対北制裁措置」以降朝鮮籍者への再入国が大幅に減らされているようだ。

 写真のように2014年に申請した際には許可期間が6年であった。

再入国許可2014

 次の写真は同じ者が2016年7月に申請したもの。再入国の期間が大幅に短くなっている。

再入国許可2016

 これは申請者が日本への再入国日を2016年9月3日とし、そこから6か月の期間に設定されているというものである。

 6年から6か月に短縮されただけでも驚きではあるが、本来はなんと3か月の許可期間しか下りないようである。しかし、現在共和国に行くにはほぼ中国経由でしか手段がなく、中国のビザを申請するのに6か月以上の許可期間が無ければいけないので、共和国を渡航先に明記した者に関しては「理由書」の提示を求め6か月の許可を出しているそうだ。

理由書イメージ

 このような一文を書き、中国ビザを取得できる最低許可期間である6か月に延長するようだ。後から問い合わせ判明したことだが、この「理由書」は大阪入管の独自の処置であり、口頭での確認のみという所もあるようだ。大阪の場合は「理由書」への記入は任意であり、拒否しても口頭での確認で3か月から6か月に延長するようである。

 ここでふと忘れてしまいそうになることの確認であるがこれは「本来3か月しか許可が下りないものを共和国へ渡航する者に対し温情で6か月に延長する措置」ではなく、「不当に3か月とういう極端に短い期間しか出さない上に、共和国に渡航する者にたいしては更に理由書を書かせ、それでもビザ取得に必要な最低期間かつ極端に短い期間である6か月の許可しか出さない極めて不当な措置」である。

 以上は「シングル」申請した時の場合である。では「マルチ」ではどうだろうか。電話での問い合わせによると、「マルチ」で申請する場合は最低2回の海外渡航予定を提出しなければならない。もし2回目以降の予定を示すことが出来ない場合、マルチでの再入国許可は出せないようだ。ということは、急な出張や日本以外の国、地域に住む家族・親戚の危篤などの緊急時に備えマルチを取得するということが不可能なのである(しかも入管の受付時間は平日の16時まで)。

 こんなにも個人の渡航の自由を制限される不当な政策があるだろうか。怒りを禁じ得ない。

 またここまでは「朝鮮籍」者に対する政策である。「韓国籍者」に対してはこのようなややこしい手続きは行っておらず、シングル・マルチ共に6年の許可期間が出るそうだ。なんと差別的な政策か(「みなし再入国」が認められたので「韓国籍」者が再入国許可を取ること自体が稀ではあるのだが)。

 繰り返すがこれらは対共和国「制裁」の一環として2月から行われている。電話での問い合わせの際、入管の担当者は「法務省からの通達によりこのような措置を取っている」と話した。

 ここまでをまとめると、

 2016年2月以降、法務省の通達により、

 ①「韓国籍者」に対して
 ・シングル/マルチ共に(特別永住者は)6年の許可期間が下りる。

 ②「朝鮮籍者」に対して

 (1)シングルでは
 ・3か月しか許可が下りない。
 ・渡航先が共和国の場合、中国ビザ申請の関係で「理由書」を記入するなどして6か月に延長する。
 
 (2)マルチでは
 ・最低2回の海外渡航予定を明記した場合のみ審査の対象となる。
 ・最低2回の海外渡航予定が無い場合、マルチでの許可は下りない。
 ・マルチで許可が下りた場合(特別永住者は)6年の許可期間となる。


というわけだ。

 更に付け加えると「韓国籍」者に対し、入管側が「間違って」短い許可期間で許可を出すという事例が発生しているようである。ずさんな管理体制が明らかになったと言えよう。

 そしてこれまた忘れがちだが、なぜ在日朝鮮人が共和国をはじめ日本の外に渡航するのに「許可」が必要なのか?そもそもこの「再入国許可」という制度自体が不当なものであるとの認識が必要だろう。日本が加入している国連・自由権規約委員会でも、日本で生まれ育った在日朝鮮人がその永住国である日本に帰るのは当たり前の権利として認めなければいけないものであり「許可」するというものではないとしている。(「朝鮮籍」者が有効な旅券である共和国パスポートを所持していても、それは日本では「有効な旅券」と認められない。そのため「朝鮮籍」者には「みなし再入国」も認められていない。)

 このように「朝鮮籍」者を排斥する政策が蔓延している。「朝鮮籍」=「共和国国籍」=「総聯支持者」とみなし超差別的な措置で孤立を高め排斥し、朝鮮籍者を消し去ろうとするための政策が今年3月に報道された「韓国籍」・「朝鮮籍」者数の分離集計だ。(実態が明らかになったのは今年だが、分離集計は4年前から行われていた。今年から新たに始まったのは「韓国籍」・「朝鮮籍」者数の分離「公表」である。)

  「日本に住む『北朝鮮国籍者』が実数以上に大きく見える」との自民党議員らからの主張のためと、3月5日付の記事で朝日新聞が伝えた。

[朝日新聞]在留外国人「韓国・朝鮮籍」を分離集計へ 政府、自民議員要求受け
 http://www.asahi.com/articles/DA3S12242056.html

 まるで「北朝鮮国籍者」をあぶり出し排斥すると言っているようなものである。
 この政策や上記のような「朝鮮籍」者への差別的措置が合わさった時、同胞はどう感じるだろうか。「朝鮮籍」者は炙り出され、「北朝鮮」のレッテルを貼られる。その上で生きていくのに不利な境遇に置かれる。多くの場合「韓国籍」や「日本籍」に変更し、朝鮮なるもの、総聯なるものとは関わりを持たないようにしようと考えるのではないだろうか。

 このような政策に対して必ずと言っていいほど湧き出る「反論」が「『朝鮮籍』は記号であって『北朝鮮国籍』ではない」というものである。もちろんその通りであるし、その認識がまるでなく、未だに「朝鮮籍」に関してわかっていない政治家や入管職員など問題外であるが、そのような主張を通し「自分は朝鮮籍でも北朝鮮とはなんの関係もない、だから差別するのは間違っている」とするのはいかがなものか。
 問題は在日朝鮮人個人と共和国の関係が有るか無いかではない。そこに強い関係性が有ったとしても上記のような差別的な政策は不当であるし、今すぐに撤回されるべきものである。共和国との関係性の有無を争点に「朝鮮籍」者排斥の政策に反対するならば、共和国を祖国とする少なくない在日朝鮮人との間に更なる分断を生んでしまう。そうなれば日本政府の思う壺ではないか。

 「朝鮮籍」者排斥の流れの中でも方向性を見失わず声を上げ続けたい。一刻も早く不当な「制裁」措置を撤回させ、在日朝鮮人全体の自主を獲得するために。(翔)

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中長距離弾道ロケット「火星-10」発射実験の成功が持つ意味

 6月22日、朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)で中長距離弾道ロケット「火星-10」の発射実験が成功裏に行われた。
 23日発朝鮮中央通信によると、「火星-10」は、予定飛行軌道に沿って最大頂点高度1413.6㎞まで上昇飛行し、400㎞前方の予定された目標水域に正確に着弾したという。
 今回の実験では、朝鮮式弾道ロケットの飛行動力学的特性と安全性及び操縦性、新たに設計された構造と動力系統に関する技術的特性が確証され、再突入区間での前頭部の耐熱性と飛行安全性が検証された。さらに周辺国家への安全に些細なる影響も及ぼさなかった。

※参考記事
[朝鮮新報]「火星-10」発射実験成功/中長距離弾道ロケット、1,413.6km上昇
 http://chosonsinbo.com/jp/2016/06/24riyo-jjj01/

火星-10

 今回の発射実験について、米国はじめとする勢力は「国際的義務に反する挑発行為」(米国・アーネスト大統領報道官)、「わが国の安全保障に対する深刻な懸念」(日本・中谷防衛大臣)と口をそろえて非難し、国連安全保障理事会はまたも実験を非難する報道声明を発表した。
 
 しかし、今年に入り、米国は大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を繰り返し行った。「ミニットマン」は許され、「火星」は非難されること自体が、きわめて理不尽なダブルスタンダードにほかならない。

※参考記事
[Record China]米軍が大陸間弾道ミサイルの発射実験を実施、ロシアや中国、北朝鮮に効力示す目的―米メディア
 http://www.recordchina.co.jp/a129996.html

 さらに、その裏では「史上最大規模」といわれた米「韓」合同軍事演習に飽き足らず、朝鮮に対する圧力を強めていた。
 「火星-10」発射実験前の6月17日、米国はグアム島の第8航空軍所属「B-52H」戦略爆撃機編隊を南朝鮮上空に飛ばし核爆弾投下演習を行う一方、13日には、「ミシシッピ」号核動力潜水艦を釜山港に引き入れ、いつでも朝鮮を核攻撃できる体制を整えた。

 しかし、非難声明や軍事演習、「史上最強の安保理制裁決議」が採択されても、朝鮮の核抑止力強化プロセスは止められなかった。「火星-10」発射実験は、経済建設と核武力建設の「並進路線」を進める朝鮮には「圧力」など通じず、むしろ米国の戦争挑発を無力化させている反証であるといえる。

 朝鮮は現在、人民生活の向上と経済建設に総力を挙げているが、未だ米国との交戦状態にあり、毎年軍事演習が繰り広げられるなど、「戦争でもない平和でもない」状態が続いている。そのような条件のもとで、戦争を未然に防ぎ平和的な環境をもたらすには、米国の核脅威に対抗できる能力が必要となる。だから、朝鮮は「敵対勢力の恒常的な脅威からわが祖国と人民の安全を保障するための自衛的措置」(6月24日、朝鮮外務省スポークスマン)として防衛力を強化する一方で、経済建設により一層拍車をかけているのである。

 「火星-10」発射実験を通じて、朝鮮の核能力が日増しに高まっているのとは裏腹に、米国の強硬路線がほころびを見せている事がより明らかになった。
 「わが共和国に対する米国の核の威嚇と制裁圧力策動が続く限り、それに伴うわれわれ式の自衛的対応措置も連続で講じられる」(6月24日、朝鮮外務省スポークスマン)と警告している。

 米国が対朝鮮敵視政策を放棄し、朝鮮半島からの米運撤退と平和協定の締結によって戦争状態に終止符を打つことが、今何よりも求められている。(崇)

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黄色いリボン、「記憶しよう」を流行で終わらせないために

 セウォル号沈没事件から2年が経った。未だに具体的な解決の道筋は見えていない。

 ※参考記事
 [ハンギョレ]
 「海洋水産部、セウォル号引き揚げも始めず特調委活動終了を通告」
  http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24453.html

セウォル号

 2014年以降、黄色いリボンを目にすることが増えた。セウォル号沈没事件以後、被害者の多くを占めた当時の高校生たちに近い世代が中心となって、かれ/かのじょらを「記憶しよう」と身に着けるようになったものだ。

 これだけ情報通信が容易い現在においても、目の前で沈んでいく船の中の多くの人々を助けることができなかった。事件当日の大統領不在の謎の数時間、海洋警察の対応、現在までの真相究明を求める市民たちの声に応えようとしない政府。

 問題の核心に迫ろうとすれば、いつも力でねじ伏せる。

 いったい南朝鮮(韓国)社会はどうなっているのか?

 MARS感染拡大に関する政府の対応や、加湿器殺菌剤で多くの死者、被害者をだしたニュースは、私たちの記憶に新しいだろう。やはりそのようなことから、現政権への非難が集中していることが、4月に行われた総選挙でもセヌリ党大敗という形で明らかになっている。

 しかし、民衆は何を「記憶しよう」としているのだろうか?

 教科書の国定化を着々と進め実現させ、被害者不在の中で日本軍「慰安婦」問題を「最終的かつ不可逆的に解決」した現政府のトップたちだろうか。

 映画「国際市場で逢いましょう」が南朝鮮で記録的ヒットを受けたのも、このような社会の流れと相まってだろう。そこには簡単に見過ごすことのできないシーンがたくさんあった。朝鮮戦争で家族が離れ離れ、ベトナム戦争での韓国軍の被害、貧しかった国が今日の経済成長を遂げたというドラマ。

 明らかに過去の書き換えが進んでいると言っていい中で、私たちが「記憶しよう」とするものは何かをしっかりと認識しなければならない。

 ※参考記事
 [ハンギョレ]
 [社説]光州民主化闘争犠牲者を愚弄する全斗煥氏と朴槿恵大統領
  http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/24176.html

 そして、事件当事者たちは口々に言う。
 「私は何の関係もありません」と。

 現在、当時を「記憶しよう」とした人たちは何を思うのだろうか。民主化を勝ち取ったであろう若者たちは、どこに行ったのだろうか。血の教訓がしっかりと「記録」されていない中で、「記憶」し続けることの意味は大きい。
 1990年代初期の、日本軍元「慰安婦」被害者の「記憶」が社会を変えていく契機となったように。

 しかし、「記憶」は時に薄れ、時に大きく書き換えられてしまう。私たちは幾度となくそのような場を見てきたではないか。

 セウォル号沈没事件も、人々の「記憶」だけにとどまるのではなく、よりよい未来をつくっていく「記録」としてしっかりと刻まれるべきである。(明)

セウォル号闘い

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朝鮮への「制裁」から考える「国際秩序」

 6月に入り「北朝鮮による…」というニュースを連日目にする。

 「北朝鮮によるハッキング」、
 「北朝鮮によるミサイルの発射」
 「北朝鮮の第三国を通じたマネーロンダリング」
 「北朝鮮の(核問題での)再処理施設の再稼働」

 など。

 南朝鮮は、「北が非核化の道を選択して対話に出るまで制裁と圧迫を続けていく」との姿勢で、「対北圧迫」政策のために奔走している。(前回のブログ記事参照)
 国連安全保障理事会は、中国、ロシアも含め、朝鮮のミサイルの発射に対して、過去5回安保理決議違反であるとの非難声明を発表した。
 米国は、朝鮮を「マネーロンダリングの主要懸念国」に指定し、第三国経由でも米国の金融機関と取引をできないように措置をとった。
 日本も、独自制裁を継続し、相変わらず対話の道を閉ざし、在日朝鮮人の権利を蹂躙し続けている。

 「国際社会の秩序を無法にかき乱す北朝鮮」というのが、日本の大方のメディアが連日伝える朝鮮民主主義人民共和国のイメージだろう。
 「核拡散」、「人権蹂躙」、「資金洗浄」などという疑いをドンドン作りだし、それに対して国際社会が法をもって、制裁を課し、制止するという構図。

 何も考えずに見ていると納得してしまいそうな論理だが、ちゃんと考えると、一国家を馬鹿にするにもほどがあるということに気付く。いったい何を根拠に、何の資格を持って、何目線でそんなことができるのだろうか。一つの国を、自主権を持った独立した存在と見ることのできない破廉恥さ。朝鮮をとことん馬鹿にしたあからさまなダブルスタンダードを用いる、あまりにも倒錯した国際社会の矛盾。それに対して大した疑問も出されずに、全会一致で制裁決議が通る日本。

 朝鮮の行為に対して国連が制裁を課し、それをもとに「不法・無法」イメージを作っていく。
 しかし、朝鮮の核開発、ミサイル発射を違法とする国際法は存在しない(それが存在するなら断トツ最大の違反国はもちろんアメリカとなるが)。もちろん、人工衛星の発射を違法とする法律もなく、むしろあるのは宇宙利用の自由を規定した条約である。

 帝国主義勢力の輩のいちゃもんが「法」とされ、それによって上から目線の「制裁」が課されていくという構図。何の理由も根拠もない「法」を用いて、よってたかって国の主権を侵害する。その行為こそ、「主権国家の主権尊重」という国際法が成立するための大前提を蹂躙する行為である。つまり、国際法という存在自体の否定であり、「朝鮮は国際法を適用する対象ではない」というメッセージである。

 朝鮮が声明や談話において、制裁に対し、国の自主権と民族の生存権を侵害する「不法無道な犯罪行為」ということには十分な理由がある。(貴)

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