留学同情勢ニュース

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不当な強制捜査!朝日国交正常化に反する動き

 去る3月26日早朝、京都府警外事課と神奈川、島根、山口の3県警の合同捜査本部は在日本朝鮮人総聯合会の許宗萬議長、南昇祐副議長の自宅を強制捜査した。2010年9月24日にマツタケ約1200キロを上海経由で中国産と偽って輸入したとして、外為法違反の疑いで、東京都台東区の貿易会社『東方』社長(61)と社員(42)の二人を逮捕した、『関係先』としての捜査ということだ。

強制捜査


 もちろん総聯はこれに強く反発している。26日朝、駆け付けた報道陣に対して許宗萬議長は今回の捜査が『無法、異例的、奇襲的、非人道的で刑事訴訟法にも違反したファッショ的な政治弾圧』であると強く批判、さらに『関係がないから押収品が全くない』と断言した。許宗萬議長によると捜査官が運び出したダンボールの中身は名刺数枚のみでからっぽ、自分達のカバン等を入れていたとのことである。

 『政治的配慮』としての白マスクやこのようなさも押収物がたくさんあるように見せかける行為は集まった報道記者に対しわざと物々しい雰囲気を演出し『重大性をアピール』するためのものとしか言いようがない。
 そもそも、朝鮮総聯は個人商社である「東方」とは何のかかわりもなく、議長や副議長にいたっては、この会社と社長の名前すら知らなかったほどである。それは議長宅を大々的に捜査したにもかかわらず、押収物が何もなかったことからも明らかである。

 総聯は即日、記者会見を開き『朝鮮総聯に対する政治弾圧を狙った不当極まりない暴挙、在日朝鮮人に対する人権蹂躙と民族差別そのものである』としている。


 この件に関して4月1日、『警察当局の総聯中央議長、副議長宅に対する不当極まりない強制捜索の暴挙を断罪・糾弾する在日本朝鮮人中央緊急集会』が都内で行われた。そこで渡辺博弁護士が今回の強制捜索の違法性と不当性について説明した。

朝鮮新報2015.04.03『強制捜索糾弾中央緊急集会で/渡辺博弁護士の発言(要旨)』
http://chosonsinbo.com/jp/2015/04/sk48/

 強制捜査は自由に行われるものではない。日本国憲法35条は、警察が自宅を捜索し、証拠物を差押するためには正当な理由に基づいて発せられ、かつ捜索する場所及び押収物を明示する令状がなければいけないと規定している。これを受けて、刑事訴訟法(222条、102条2項)は、被疑者とは別の人の自宅を捜索する場合には、関連する証拠があると認められる状況がある場合に限ると定めている。

 つまり議長、副議長は「東方」とはまったく何の関係もなく、議長、副議長の自宅にマツタケの不正輸入に関連する証拠が存在する可能性も皆無であり、実際、警察が押収できた証拠物はなかった今回の捜査は明らかに違法であると言える。また、このような状況下で捜査の許可を下ろした裁判所も批判しなくてはならない。

 緊急集会では、総聯が実質的な在外公館の役割を果たしているとし、その代表者である許宗萬議長は実質的な大使であると言えるとした。その大使に対して家宅捜査を行うというのは世界的に見てもあり得ないことである。

 また、この事件に関連して5月12日、今度は『朝鮮特産物販売株式会社』の社長と従業員ら3人を逮捕し、自宅に対する強制捜索を強行した。3人は容疑を否認している。

朝鮮新報2015.05.19『150余人が京都府警前で抗議/不当逮捕された3人の釈放を要求 』
http://chosonsinbo.com/jp/2015/05/20150519ton/

 日本の各メディアはこれを『総聯議長次男逮捕』として大々的に報じている。『総聯の組織犯罪』『議長家族は犯罪者
』との印象を植え付けるイベントとして利用しているのだ。


 そもそもなぜ共和国のみ輸入・輸出が禁じられているのか、という視点を持つべきではないか。
 3月31日、日本政府は共和国に対する経済制裁を2年延長することを閣議決定した。

 2014年5月29日に発表されたストックホルム同意の日本側一文目には以下の通り記されている。

 第一に,北朝鮮側と共に,日朝平壌宣言に則って,不幸な過去を清算し,懸案事項を解決し,国交正常化を実現する意思を改めて明らかにし,日朝間の信頼を醸成し関係改善を目指すため,誠実に臨むこととした。

 これに対し今回の強制捜査、経済制裁の延長は明らかな違反である。
 朝日国交正常化をする気はないとの表明と言っていい。

 産経新聞や排外主義団体は今回の一連の事件を機に『水を得た魚』のように盛り上がっている。
 我々は本質を見失うことなく在日同胞社会全体を抹殺しようとする動きに抵抗していこう。(翔)

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6.15共同宣言から15年

ご存じのとおり、今年2015年は留学同結成70周年を迎える年であり、総聯結成60周年、同じセセデの団体である朝青は結成60周年、青商会結成20周年を迎える記念すべき年である。

祖国統一運動においては今年、祖国の分断以降、初の南北首脳が共同宣言を発表した2000年6月15日から15年を迎える。

「6.15共同宣言」に関しては過去に学んだ人が多いと思うのでここでは割愛するが、共同宣言発表以降の朝鮮半島では一気に統一ムードが盛り上がり、私たち在日朝鮮人をめぐる情勢も大きく変わった。

2000南北首脳会談

しかし、2008年の李明博政権発足以降、今の朴槿恵政権に至る7年間、統一はおろか分断と対立・敵視と反目へと進み、その間に日米「韓」による軍事同盟の強化、対共和国を仮定した軍事演習が毎年軍事境界線付近で行われるなど、いつ戦争が起きてもおかしくない状況である。
また「自由北韓運動連合」など民間団体が共和国の体制を批判する風船ビラの散布を繰り返すなど、近年の南北関係は最悪の状況である。

そのような中で今年「6.15共同宣言」発表から15周年を迎え、4月に「6.15共同宣言発表15周年、祖国解放70周年民族共同行事南側準備委員会」に続き同委員会北側準備委員会、海外側準備委員会が発足され、去る5月5~7日の二泊三日中国にて行われた南北海外の代表が会議をし、6月中旬に合同行事をソウルで行うことが事実上合意したと南朝鮮の統一ニュースが報じた。
(詳細は統一ニュース「光復70周年準備委、“6.15共同行事ソウル開催を実質上合意”」(朝鮮語)を参照)
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=111911

また8月には祖国の解放70周年を共に祝うための催しも企画されている。

しかしこれはあくまで民間での交流行事であり、南側政府の対共和国政策に変わりはなく、これに対して共和国は同族対決体制を継続する限り北南の政府間対話はないとを主張している。
(労働新聞「対決騒動が継続する限り対話はない」5/10(朝鮮語))
http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-05-10-0037&chAction=L

「6.15」の記念行事について共和国側の公式報道が未だないので、確定的なことは言えないが、上記統一ニュースの記事である通り、今後数次で南北が会議を開くことが決まっているので詳細は間もなく決まるだろう。

これまで南朝鮮の保守政権によって停滞していた統一運動が節目の年でまた民間交流を通して動き出そうとしている。

また記事にもある通り、7月には南朝鮮の光州でユニバーシアードが行われる。
(公式HP:http://www.gwangju2015.kr/)
ユニバーシアードとは国際大学スポーツ連盟(略称 FISU)が主催する総合競技大会であり、世界中の学生たちが集まる学生版オリンピックとも言える大会である。大会参加者は大学生、大学院生である。

ここに共和国代表選手の参加と応援団の派遣が決まっている。
またそれを前後して南北学生たちによる文化交流が予定されている。

このように祖国の統一運動において6月から8月にかけて民間交流が活発になることが予想される。

6.15に際した催しを準備しているソウルでは早速行事準備が1000人規模で行われ、これからも様々な取り組みがなされるだろう。
(統一ニュース「ソウルでまた6.15の歓声を」5/9(朝鮮語))
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=111925
615行事

朝鮮半島で行われる6月から8月の祖国統一運動に注視していきたい。

ちなみに日本では在米同胞のシンウンミ氏を招いて統一トークコンサートが開かれることが決まっている。
※シン氏は共和国への訪問記を南のOhmyNewsで連載し、昨年南朝鮮で講演を行った際、南側当局によって国家保安法で強制出国を命じられている。
OhmyNewsの連載記事は下記参照(朝鮮語)
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/Issue/series_pg.aspx?srscd=0000011008&pageno=2

「6.15共同宣言実践日本地域委員会」が主催し、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫でそれぞれ行われるので、是非参加しよう。(紀)

615チラシ
615裏

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留学同情勢ニュースブログ始動!!

アンニョンハセヨ!!

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