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朝鮮半島の核問題② - 「血の教訓」「鉄の真理」から

 前回、朝鮮の核開発の経緯と立場から論じたが、今回は、歴史の側面から考えたい。
 朝鮮が「先軍政治」「並進路線」をかかげ、一貫して軍事に力を注ぐ根本の要因として、現在おかれている状況とともに、「血の教訓」がある。

 日本によって侵略・植民地支配された歴史。1894年、甲午農民戦争時の日本軍による大虐殺、義兵戦争や三・一独立運動への大弾圧など、武器を持たないがゆえに国を奪われ、生命を奪われた歴史。また、朝鮮戦争期の信川での大虐殺をはじめとし、「朝鮮は100年経っても立ち直れない」と言わせたほど、アメリカ軍による大空爆、大虐殺の歴史。
 それに抗して、祖国の解放、祖国の防衛、民族の自主・尊厳のため闘い続けてきたのが朝鮮の歴史であり、「自分の運命はもっぱら自力で守らなければならない」という「鉄の真理」を実証してきたのも朝鮮の歴史である。

 朝鮮人民は、その「血の教訓」を誰よりも身をもって経験し、伝えつがれ、「鉄の真理」を誰よりも強く実感している。そして、その「血の教訓」「鉄の真理」は、2000年代以降、現在においても、イラクやリビアの惨状が実証している(もちろん、アメリカはそれ以前にも世界中で侵略・虐殺のかぎりをつくしている)。帝国主義による侵略・虐殺は歴史の問題であり現在の問題である。

 そして、日本はどうか。日本は上記で述べた通り、朝鮮において蛮行・虐殺のかぎりをつくした当の国であり、敗戦後もその罪・責任を回避し続け、再軍備し、朝鮮戦争に参戦し、現在もさらなる侵略を企み、米韓と合同で朝鮮を崩壊させようとしている国である。
 さらに日本が朝鮮人民を分断させ、日本が育てた「親日派」が、アメリカというあらたな主人のもと、権力を持ち続け、朝鮮崩壊を企図しているという事実。その三国が、力を合わせて朝鮮を核攻撃の脅威にさらしているという現実。侵略・植民地支配に端を発した日本と朝鮮との戦争は清算されておらず、現在も継続している。

 朝鮮の核武装・核開発の強化は、帝国主義が暴走し続ける歴史の教訓と国際社会の現実から、残念ながら今の世界においては「正当」、まっとうなものであるというしかない。事実、アメリカがやりたい放題で、南朝鮮と日本もやる気満々である現在の状況で、第二次朝鮮戦争を阻止している最大の要因は、朝鮮の抑止力以外にない。これが現実だ。
 そこにゴタゴタ議論をはさむ余地はない。歴史がとっくに証明し、現実がさらなる根拠を与えており、これからの未来がさらに明らかにする。

 朝鮮民主主義人民共和国の姿勢は一貫している。軍事演習をやめろ。核攻撃の脅威を完全に除去しろ。そして対話のテーブルにつき朝鮮戦争の平和協定を結べ。
 私たちが注視すべきことは、帝国主義国が核放棄に向かうのか、米韓日が軍事演習をやめ、対話のテーブルにつくのか、朝鮮半島の非核化・朝鮮戦争の終結・朝鮮の統一・東アジアの平和に向かうのかという点。その点を多いに議論したい。(貴)

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