留学同情勢ニュース

留学同が朝鮮半島情勢や在日同胞に関する記事を配信するブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

米南合同軍事演習の内容とその問題の本質について

 米国と南朝鮮(大韓民国)は3月7日からおよそ軍30万人以上を動員して、史上最大規模の軍事演習「キーリゾルブ」「フォールイーグル16」を行っている。軍事演習の「内容」に関しては日本のメディアでも報道されているが、まずはその内容について触れてみようと思う。

115809_49264_2851_R.jpg

 これまでの米南合同軍事演習は、共和国の海岸を想定した上陸作戦が中心となっていたが、今回の演習では上陸後さらに内陸部の軍事施設に進むための訓練が強化され、例年に比べてより侵略的(もちろんこれまでも十分侵略的だが)な軍事行動が実施されている。そして今回の軍事演習では、昨年6月米南間で策定された新作戦「5015」という計画が初めて適用されている。「5015」とは、従来の共和国の南侵に伴う全面戦争の状況を想定した「作戦計画5027」とは違い、共和国が核・ミサイルを発射する兆候を確認した場合、共和国内の核・ミサイル施設をピンポイントで破壊する先制攻撃作戦である。つまり共和国が武力行使をしなくても、米国の判断で侵略戦争に移行するという、まるでイラク戦争を引き起こした時のような作戦なのである。
 また、作戦の柱として共和国の首脳部を狙った「斬首作戦」がある。核・ミサイルの発射命令の権限を握る朝鮮の最高指導者を暗殺する内容だ。「斬首作戦」には、イラク戦争やアフガニスタン侵攻の際に敵の要人を暗殺する作戦に従事していたとされるNavy SEALs(ネイビーシールズ)や第1空輸特戦団、第75レンジャー連隊などの特殊部隊が参加している。
 この他にも、昨年と比べて兵力5750人増加、戦闘機45機増加、先端航空機を搭載した原子力空母「ジョン・C・ステニス」の投入など、米南はこれまで以上の軍事力・侵略性をもって共和国を挑発しにかかっている。

AKR20160308061100009_01_i.jpg

 日本のメディアでは軍事演習の内容について淡々と報道するばかりで軍事演習自体を問題視しようとせず、それに対する共和国の対応については大げさに「挑発」と報道しているが、現在朝鮮半島に軍事的緊張をもたらしているのは共和国の水爆実験や人工衛星の発射よりも、どう考えても米国と南朝鮮による軍事演習や共和国に対する制裁措置であり、この演習こそが最大の軍事挑発である。
 また、日本は今回の軍事演習を他人事のように報じているが、演習には在日米軍も参加している。対岸の火事などではなく、日本はまぎれもない当事者なのである。

 このような状況の中、私たちが共通認識として確認しなければならないのは、朝鮮半島の軍事的緊張の本質的問題は、朝鮮半島が63年にも及び「撃ち方やめ」に過ぎない停戦状態のまま現在に至っているという点にあるということだ。
 停戦協定締結後も米国政府は、朝鮮半島における唯一の外国軍隊として南の地に米軍を居すわらせ、1950年代後半からは大量の戦術核兵器を南朝鮮に持ち込み、大規模軍事演習を繰り返して絶えず軍事緊張を高めてきた。90年代に入り、地上核の撤去が表明されたが(しかし表明されただけで撤去を客観的に証明するものは何もない)、空軍戦力、原潜など海軍戦力による核攻撃態勢はそのままで、6者協議が開催されている時期にも大規模軍事演習は繰り返されてきた。そして、今の状況へと続いている。
 だから共和国は自衛的措置として核開発を行うし、その原則的立場を変えないのである。
日本のメディアでは今回の軍事演習に関して「「北朝鮮」の反発は必至」などと報道しているが、まったくもって歴史認識や現状認識に欠けており、断片的な対立構造を抽出して共和国のみを非難することは、問題の本質を歪曲して知らせるばかりか、共和国の尊厳を著しく踏みにじる不当な行為である。(滉)

1131_1711_339.jpg

IMGP4600_R.jpg
一番下の写真は3月9日に留学同で行った『日本の植民地支配清算と朝鮮半島の真の平和を求める3.9在日朝鮮人大学生行動』の様子
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。