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【アピール文】「露骨な朝鮮学校差別を許さない!5.1大学生緊急集会」で発表されたアピール文

 文部科学省が先月29日、文科大臣名義で、朝鮮学校が設置されている都道府県の知事に対し、「朝鮮学校に係る補助金交付に関する留意点について」と題する通知を出し、それを受け一部の地方自治体が朝鮮学校への補助金停止の動きを見せるなど、より露骨な朝鮮学校差別の動きがまたしても起きている中、5月1日に「露骨な朝鮮学校差別を許さない!5.1大学生緊急集会」が行われました。

集会


 「4.24教育闘争」時の朝鮮学校生徒(当時)の証言VTRを上映した後、次の内容で講演を行いました。

①「朝鮮学校補助金に対する文科省通知の問題性とその歴史的背景」(講師:佐野通夫先生(こども教育宝仙大学教授))
②「私たちは何と闘うのか~朝鮮学校差別の本質~」(講師:鄭栄桓先生(明治学院大学准教授))

 講演後、朝鮮大学校の学生と「Korea×Japanかながわユースネット」の学生によるアピールが行われ、最後に主催者よる集会アピールがありました。

 その、最後の集会アピール文を下記に転載します。

********************

5.1大学生緊急集会 アピール文

 本日、文部科学省が通達した朝鮮学校への不当な「通知」を撤回し、朝鮮学校に対する差別的措置を是正することを激しい怒りをもって訴えます。

 3月29日に文部科学省は文部科学大臣名義で「朝鮮学校に係る補助金交付に関する留意点について」という通知を、朝鮮学校が設置される28都道府県知事宛に出しました。地方自治体の判断に委ねられている補助金の交付について、大臣名義で「留意」を促すという異例の措置である今回の通知は、極めて政治的かつ差別的であり到底看過することができません。
 馳浩文部科学大臣は「私から、減額とか自粛とか停止とかを指示する内容ではありません」と明言しています。しかしながら、大臣名義であることの影響力を考えれば、通知が各地方自治体に補助金の支給中止を促す圧力になり得ることは容易に想像でき、今後補助金削減・廃止につながる危険性は大いにあります。このような文部科学省の政治的意図は明白です。実際に、すでに支給停止を表明している名古屋市に引き続き、「通知」を受け茨城県と岡山県も来年度の補助金支給の停止を表明しました。
 
 今回の通知は、朝鮮高校の「高校無償化」制度からの排除に引き続き、またしても政治・外交上の理由で朝鮮学校を「攻撃」するものであり、さらなる差別を助長することにしかつながりません。このような朝鮮学校に対する日本の姿勢は、人種差別撤廃委員会でも批判されており、国際的な観点からも差別とされているのです。そもそも、すべての子ども達は普通教育及びマイノリティ教育を受ける学習権を保有しており、日本国憲法、国際人権規約、子どもの権利条約、人種差別撤廃条約などでもそれは保障されています。朝鮮学校の子どもたちだけを例外にしていいはずがありません。
 日本の植民地支配から解放された在日朝鮮人が、奪われた言葉、文化、歴史を取り戻すために、つくり発展させてきたのが朝鮮学校です。このような歴史的背景を考えると、日本の地における民族教育の権利を積極的に保障してしかるべきであるにも関わらず、今回もまたそれとは真逆のことを行いました。朝鮮学校つぶしを目的とした1948・49年の「朝鮮学校閉鎖令」を彷彿とさせる許し難い措置といえます。
 今回の通知に憤りを隠すことができません。

 祖国から日本に渡ってきた一世、そして二世の方々は異国の地でウリハッキョを建て、同胞社会を作り上げました。そして今日という日まで、繰り返しつづく過酷な差別や抑圧に決して屈することなく民族教育というものを守ってきました。朝鮮学校の民族教育は私たち在日朝鮮人にとってのかけがえのない財産であります。
 そして今では朝鮮人として育っていける環境があります。日本社会のなかで朝鮮人として生きていける権利があります。この環境、権利はどこから生まれたのでしょうか。日本政府が私たちに保障してくれたのでしょうか。
 いいえ。日本政府が保障した権利では決してありません。全ては私たちが団結し、この手で勝ち取ってきたものです。私たち在日朝鮮人は闘争の歴史の中で名を刻み、今日まで生きてきたのです。

 朝鮮学校への不当な差別が続くなか、大学生である私たちに何が出来るか。私たちの先代たちがそうであったように、今度は私達が闘争の歴史に足跡を残し、弾圧からの勝利、解放を手にしてゆくことが使命ではないでしょうか。朝鮮学校でのびのびと学んで育っていく後輩達の為に、より多くの知識を学び、意識を共有し、行動へと移していきます。
 
 大学生だけに決して限りません。多くの同胞の方々、そして朝鮮学校を支援してくださる日本の方々と共に、私たち日本の大学に在籍する在日朝鮮人大学生一同は朝鮮学校への不当な差別を断じて許さず、一致団結して最後まで闘ってゆくことを本日の緊急集会において固く決意し、アピールといたします。

2016年 5月1日
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