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ソウルに隔離されている、共和国レストラン従業員の朝鮮女性たちに思いを馳せる

 中国浙江省寧波の朝鮮民主主義人民共和国のレストラン「柳京」の従業員13人が、南朝鮮のソウルに「入った」話をめぐってこの2ヶ月余り、色々と報道がなされている。

 共和国と南朝鮮の主張がまったくもって違うわけだが、これをどのように見ればよいのだろうか。

写真

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 まず、日本や南朝鮮のメディアでは「『北』はこう主張している」と散々言うものの、朝鮮の主張に直接当たることが少ないので、まずはそこからあたりたい。

 何よりもこの「柳京」のレストラン、共和国の従業員が全員で20人いた。よって南朝鮮のソウルに「入った」のは全員ではなく、その残った従業員7人は共和国に帰国し、記者会見を開いている。

 その記者会見の様子がこれだ。(※朝鮮語です)
 http://www.uriminzokkiri.com/itv/php_tmp/flvplayer.php?no=32091

 この記者会見を朝鮮中央通信が記事にしているのだが、その中の抜粋がこれだ。(朝鮮中央通信・日本語訳/一部意訳)

 去る3月中旬のある日、かいらい国情院の要員にそそのかされた食堂の責任者が従業員に、上部の指示ですぐ他国に食堂を新たに展開することになると言った。
 従業員は別に考えることなく、彼の言葉通り支度をした。
 4月5日、とある人々が食堂の後門の方にバスを止めて、新たに運営する食堂へ移動し新たなサービスに行かなければならないと言って従業員を乗せた。
 偶然、食堂の責任者がバスに乗ってきた連中の一人に近寄って「国情院チーム長」(延吉で食堂を運営する時から責任者と謀議をこらしていた者)と呼びながらペコペコするのを直接目撃することになった。
 事が尋常でないということに気付いたチェ・レヨンさんがまだバスに乗っていない友だちに逃げろと言ったので、数人だけが急いで正門の方から抜けて食堂を離れた。
 要員らは、バスに乗った友だちだけを連れてあわただしく逃げた。


 その時の様子が目に浮かぶような描写だと感じ、少なくとも筆者はこの当人らの証言(※①)が嘘だとは思えない。

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 次に、南の「入った」共和国女性たちに対し、国家情報院が「民主社会のための弁護士会」(民弁)所属弁護士たちの面会を拒否している(※②)

[ハンギョレ新聞] 集団脱北12人との面会拒否する国家情報院
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24169.html

 記事の中から抜粋する。

 しかし国家情報院は、人権保護官が面会した日時を「公開できない」とするなど、具体的な言及は避けた。民弁のチェ・ヒジュン弁護士は「13日、民弁が接見を公式要請した時には、人権保護管が面会していなかったと聞いているが、14〜15日の週末の間に人権保護官の面会が行われたということなのか」と反問した。

 この文面を見ると、人権保護官(法律専門家)による面会が行われたかどうかも怪しいが、民弁所属弁護士たちの面会を拒否をも拒否することを見ると、南朝鮮がかのじょらの情報を一切公にしたくないのではないか、という風に思うのが普通である。

 4月28日に発表された朝鮮平和統一委員会代弁人声明の中にも以下のようにある。(筆者意訳)

 共和国の女性公民たちが、その「自由意志」とやらで南に行ったとするなら、何のためにかれ・かのじょらを独房に別々に監禁し、外部と隔離したまま自分たちの意思を表現させまいとしているのか。

 その通りである。むしろ、監禁されたまま、南に「帰順」させようとしている可能性まで考えるとむしろ恐ろさとともに、怒りも込み上げてくる。

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 話を戻そう。この他にも疑問点はたくさんある。

 マレーシアから南に入る実務手続きが、普通なら数ヶ月かかるのにたった一日で為されたという点(※③)、さらには、通例ならいわゆる「脱北者」たちは国家情報院による一定期間の尋問によりその身分を検証された段階があるにもかかわらず、そのような慣例を踏まず、たった一日で「脱北事件」を公表したという点だ(※④)
 
 これらは4月20日付の朝鮮新報「国情院が組作した集団的誘拐拉致行為」(朝鮮語)に詳しい。
 http://chosonsinbo.com/2016/04/0020/

 この朝鮮新報の記事とともに、以下のハンギョレ新聞の記事では、共和国レストランの支配人が、中国人共同経営者の150万元を持って姿を消したという消息筋の話しや、結婚して経った1年6ヶ月の新妻を残してきた点(※⑤)を指摘している。

 [ハンギョレ新聞] 新妻残し急いで中国脱出…高まる「企画脱北」の疑惑
 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/23856.html

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 私はとりわけ①~②の理由を中心に、共和国の主張が正しいと考えている。③~⑤の点も憂慮すべき点ではあるが、まずは当事者の主張に耳を傾けるのが一番だと思う。

  今回の事件が南朝鮮の総選挙に合わせて組作されたのかどうかなど、より事件の真相を追究すべきだが、今はただ、かのじょたちの安全を願うばかりである。

 筆者は、去年、北京にある朝鮮レストランに行く機会があった。たしかに値段は少々張ったが…接客をしてくれた朝鮮女性たちを私は今でも忘れない。かのじょたちもこのような事態に巻き込まれる可能性があるのか。そう思うと、また怒りが込みあげてくる。
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人民中国の大使館前でもじい行動を

人民中国において「南朝鮮」の情報機関が「集団的誘拐拉致行為」を行ったとしたならば、当然に人民中国は「南朝鮮」に対し、主権侵害だと主張し、原状回復と犯人の引渡しを求めると思われますが、現時点でそうはなっていません。

http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=116851

金勇柱らは「南朝鮮」大使館前で抗議活動を行ったようですが、人民中国の大使館前でも是非じい行動を敢行してほしいものです。

10円パン | URL | 2016-06-02(Thu)15:48 [編集]


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