留学同情勢ニュース

留学同が朝鮮半島情勢や在日同胞に関する記事を配信するブログです。

朝鮮への「制裁」から考える「国際秩序」

 6月に入り「北朝鮮による…」というニュースを連日目にする。

 「北朝鮮によるハッキング」、
 「北朝鮮によるミサイルの発射」
 「北朝鮮の第三国を通じたマネーロンダリング」
 「北朝鮮の(核問題での)再処理施設の再稼働」

 など。

 南朝鮮は、「北が非核化の道を選択して対話に出るまで制裁と圧迫を続けていく」との姿勢で、「対北圧迫」政策のために奔走している。(前回のブログ記事参照)
 国連安全保障理事会は、中国、ロシアも含め、朝鮮のミサイルの発射に対して、過去5回安保理決議違反であるとの非難声明を発表した。
 米国は、朝鮮を「マネーロンダリングの主要懸念国」に指定し、第三国経由でも米国の金融機関と取引をできないように措置をとった。
 日本も、独自制裁を継続し、相変わらず対話の道を閉ざし、在日朝鮮人の権利を蹂躙し続けている。

 「国際社会の秩序を無法にかき乱す北朝鮮」というのが、日本の大方のメディアが連日伝える朝鮮民主主義人民共和国のイメージだろう。
 「核拡散」、「人権蹂躙」、「資金洗浄」などという疑いをドンドン作りだし、それに対して国際社会が法をもって、制裁を課し、制止するという構図。

 何も考えずに見ていると納得してしまいそうな論理だが、ちゃんと考えると、一国家を馬鹿にするにもほどがあるということに気付く。いったい何を根拠に、何の資格を持って、何目線でそんなことができるのだろうか。一つの国を、自主権を持った独立した存在と見ることのできない破廉恥さ。朝鮮をとことん馬鹿にしたあからさまなダブルスタンダードを用いる、あまりにも倒錯した国際社会の矛盾。それに対して大した疑問も出されずに、全会一致で制裁決議が通る日本。

 朝鮮の行為に対して国連が制裁を課し、それをもとに「不法・無法」イメージを作っていく。
 しかし、朝鮮の核開発、ミサイル発射を違法とする国際法は存在しない(それが存在するなら断トツ最大の違反国はもちろんアメリカとなるが)。もちろん、人工衛星の発射を違法とする法律もなく、むしろあるのは宇宙利用の自由を規定した条約である。

 帝国主義勢力の輩のいちゃもんが「法」とされ、それによって上から目線の「制裁」が課されていくという構図。何の理由も根拠もない「法」を用いて、よってたかって国の主権を侵害する。その行為こそ、「主権国家の主権尊重」という国際法が成立するための大前提を蹂躙する行為である。つまり、国際法という存在自体の否定であり、「朝鮮は国際法を適用する対象ではない」というメッセージである。

 朝鮮が声明や談話において、制裁に対し、国の自主権と民族の生存権を侵害する「不法無道な犯罪行為」ということには十分な理由がある。(貴)

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