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朝鮮の水害と経済制裁

 既に広く報道されているように、8月下旬の台風により朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)の咸鏡北道・豆満江沿岸が解放後の気象観測以来初めてとなる突風と豪雨に見舞われ、複数の市・郡が莫大な自然災害を被った。咸鏡北道北部地区では、数万世帯の家屋と公共施設が崩れ、線路と道路をはじめとする交通網と電力供給系統、工場・企業所、耕地が破壊され、浸水した。国連と国際赤十字委員会によると、朝鮮政府は死者133人と行方不明者400人近く、住宅の破壊や農作物への被害を報告している。

*参考記事

[朝鮮新報]咸鏡北道水害復旧作業に尽力
 http://chosonsinbo.com/jp/2016/09/12riyo-jjj01-3/

[毎日新聞]北朝鮮 洪水死者133人に 不明395人、被害深刻 
 http://mainichi.jp/articles/20160913/k00/00m/030/160000c

[朝鮮新報]隣接する咸鏡南道など、全国が支援/咸鏡北道水害復旧事業 
 http://chosonsinbo.com/jp/2016/09/27riyo-jjj01/

[朝鮮新報]478.35kmの鉄道復旧/咸鏡北道水害復旧事業 
 http://chosonsinbo.com/jp/2016/09/03-riyo01/

 国連の食糧支援機関である世界食糧計画(WFP)は9月13日、水害のあった朝鮮北部の住民14万人以上に食料を配給したと発表。また、国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)はemergency appealを発動し、現地に人員を派遣すると同時に、各国の赤十字社に支援を呼び掛けている。日本赤十字社の国際支援課に問い合わせたところ、朝鮮に対する直接的な支援ではないが、連盟が行う復興活動を支援するための資金として、1000万円を拠出する予定だそうだ。間接的な支援にはなるが、一般の寄付も受け付けている。

*参考

日本赤十字社HP「国内義援金 海外救援金のご協力」
http://www.aichi.jrc.or.jp/sanka/relief_condolence_money.html

 国際機関や赤十字が行っているように、また、朝鮮が国際社会に訴えているように、今朝鮮では復興のためのあらゆる支援が求められている。
 このような状況の中、日本と韓国が取った対応は以下のとおりである。

*参考記事

[時事通信]北朝鮮洪水支援せず=核実験理由に-岸田外相
 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091400628&g=prk

[朝鮮日報]北朝鮮水害への支援 「現時点では考慮せず」=韓国政府
 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/27/2016092701173.html

 参考までに、日本は2011年に起きた東日本大震災の際、朝鮮から義援金10万ドルを赤十字社、在日本朝鮮人総聯合会(総聯)を通して受け取っている。また、南朝鮮(韓国)は2006年に朝鮮で起きた水害の際、2300億ウォン(約210億円)の支援をしている。政治的意図のない人道支援とは、かくあるべきだろう。

 にもかかわらず、核実験や安保理決議を理由に支援を行わないというのは、人道主義に真っ向から反する行為であるし、それこそ人がとる行動ではない。

 日本においては、政府として支援を行わないばかりか、一般の人たちによる支援金の送金や持ち込みでさえも、制裁を理由にさせまいとしている。経産省、財務省に問い合わせたところ、人道支援目的でさえも、10万円以上のお金を朝鮮に持ち込むことを禁止している。
 制裁そのものが不当極まりないものであることは言うまでもないが、私たちは一体いつから人道支援すらできないようになってしまったのだろうか。日本が行う経済制裁の根拠としている国連安保理決議には、人道支援目的の送金は除外されているというのに。

 政府として人道支援をしないばかりか、善良な思い、人として当然湧き上がる思いから集まる、一般の人たちのわずかなお金すら朝鮮に送らせないようにする日本当局は、断固糾弾されるべきであるし、本当に日本も来るところまで来たなと思わざるを得ない。一体このような体制の中、どのように日朝友好を描こうとしているのか、日本政府に伺ってみたいものだ。

 こんな時だからこそ、朝鮮が水害から一刻も早く復帰できるようにに、支援する方法を積極的に模索するべきである(滉)

水害①

水害②
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