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6.15共同宣言17周年記念民族共同行事が分散開催へ~9年ぶりの共同開催は霧散~

 すでに多くのメディアが取り上げているが、6.15共同宣言17周年記念民族共同行事が、今年も分散開催となった。
 韓国統一部は、5月末に6.15共同行事開催のための南側委が出した対北朝鮮接触申請を承認した。しかし、南側委は9日午前、ソウル貞洞(チョンドン)のフランチスコ教育会館で記者会見を開き、「6.15共同宣言発表17周年民族共同行事を平壌(ピョンヤン)で共同開催することが困難になった」とし、「様々な物理的、政治的状況を考慮し、6.15記念行事を(韓国と朝鮮、海外が)それぞれ分散開催する」と明らかにした。

<参考記事>
 [경향신문]6·15 남측위 "6·15 남북 공동행사 평양 개최 무산…분산개최"
  http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?code=910100&artid=201706091124001

 [ハンギョレ新聞]6.15 宣言17周年行事、南北分散開催することに
  http://japan.hani.co.kr/arti/politics/27593.html

 南側委関係者は「海外側を通じて北や行事の内容について協議したが、実務的かつ物理的な問題があった」とし、「平壌で行事を進めるためには航空便の問題もあり、チャーター機を飛ばすためには、南北当局が西海(ソヘ、黄海)を通じた直航路を解放するための実質的な協議もしなければならないが、(短い期間の間)物理的に不可能だった」と述べている。ここでいう「物理的な問題があり実現不可能だった」という理由は、あくまでも表面的なものにすぎないだろう。

 6.15共同行事は、2001年6月金剛山で初めて開かれた後、2002年6月は金剛山、2004年6月は仁川で開かれ、2005年6月は平壌で初めて6.15共同委員会名義で開かれた。2006年6月は光州、木浦、2007年は平壌、2008年は金剛山でそれぞれ行われた。2003年は「SARS」によって分散開催となったが、それ以外は共同行事を通した民間交流が行われていたのである。

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 しかし、李明博―朴槿恵政権時の2009年から2016年までの7年間は、ずっと分散開催だった。2008年から計算すると実に9年もの間、民間交流に空白ができたことにより、お互いが慎重にならざるを得ないという状況になっているのだ。言うまでもなく、このような状況を作り出した原因は南当局側にあるし、新たな文在寅政権は、失われた9年間をとりもどすべく、早急に統一政策を明確にするべきだろう。

 ちなみに、南側委の記者会見の前の6日、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」では以下のような情勢論解説記事が掲載された。一文だけここに引用するが、まったくもって的確な指摘だろう。失われた9年間を取り戻すには、もはや実践・行動しかない。文在寅政権は、一刻も早く対話の意思がある、平和統一の意思があることを、行動で証明するべきである。(滉)

[로동신문]북남선언들을 존중하고 리행해야 한다
 http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2017-06-06-0028

 남조선에서 《정권》이 바뀌였다고 하여 북남관계가 저절로 개선되는것은 아니다.문제는 누가 집권하였는가 하는데 있는것이 아니라 민족공동의 통일대강인 6.15공동선언과 10.4선언을 존중하고 리행할 의지가 있는가 없는가 하는데 있다.
 (南朝鮮で「政権」が変わったからと言って、北南関係が自ずと改善されるわけではない。問題は、誰が執権したのかにあるのではなく、民族共同の統一大綱である6.15共同宣言と10.4宣言を尊重し、履行する意志があるかどうかにある。)
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